分譲住宅購入記

分譲住宅購入記1 購入金額を決める

 

私が初めてマイホームを手に入れたのは2008年のことです。
結婚したのは平均よりもやや遅い31歳の時、妻は29歳でした。

 

当時の私たち夫婦は共働きで賃貸マンション暮らし、子供もいないため、自由に使える金額は多く旅行や外食に散財していました。

そんな私たちも「いよいよ子供を」と思い始めた頃から漠然とマイホームについて考えだしました。

 

当時は愛知県の名古屋市内にて2LDKの賃貸マンション暮らし、家賃は駐車場込みで8万円。
共働きの収入は手取りで45万円程度あったため、生活そのものには余裕がありました。

 

当然ながら子供が出来ると妻の収入は期待できなくなるため、住宅ローンの月々の支払いは私の給与の範囲内で考えなければなりません。

当時の私の年収は約400万、月々の手取りは約25万であるため、やはり住宅ローンの支払いは8万円くらいに抑えたいと考えていました。

この支払額から逆算すると住宅ローンの借入れ総額は2500万円くらいが妥当であり、頭金として用意できるのは双方の両親からの援助も含めて約500万円ほど。
住宅の総額として3000万円程度の物件が最適であると判断し、大まかに3000万円前後の物件を探すことに決めました。

 

 

分譲住宅購入記2 中古マンションD不動産物件1

 

当時、周りの友人や知り合いのほとんどが分譲マンション暮らしであったため、私も購入するならばマンションと考えておりました。

ですが当時の新築分譲マンションは高級感を前面に出し、価格も4000万~5000万前後と東海地区としては高額な物件が多くちょっと手が出ない状況でした。

そのため、まず一番最初に内覧へ行ったのがD不動産の中古マンションでした。

 

D不動産は東海地区では高級ブランドとして認知されているラ○オン○マンションの中古を豊富に扱っており、価格帯も私たちにぴったりであったためインターネットで予約の段取りをし、いざ現場へ。

 

マンションに着き現場を案内してもらうと今までが普通の賃貸マンションだったので、まずはエントランスの広さと豪華さにビックリ。

部屋は平面で75m2あるので広いのですが、低層階のためにベランダの前には民家が広がり、見晴らしはあまりよくありません。

 

物件概要としては、7階建ての3階部、3LDKで75m2、築5年、価格は2380万円です。

名古屋市内の中古マンションとしてはややお値打ちな部類ですが、最寄の駅から徒歩20分弱と遠いことから妥当な金額であると判断できました。
一通り部屋を見学し、営業マンの説明を受けながらその場でざっと計算してもらった所、

住宅ローン :78,000/月(頭金なし)
管理費    :12,000/月
修繕積立費 :12,000/月
駐車場   :10,000/月
固定資産税 :9,000/月

月々の支払いは、ざっと約12万。

住宅ローンの支払額はだいたいの予想通りであったのですが、当然ながらマンションの場合は管理費や修繕積立費なんかも考慮しなければなりません。

特にラ○オン○マンションの管理費や積立費は普通のマンションよりも割高であり、住宅ローンの他に約4万円の出費は痛いです。

頭金を入れれば住宅ローン自体は6万円台になりますが、それでも月の支払い額は10万超えになります。

 

結局、いまいちふんぎりがつかずに保留。

部屋は綺麗で文句はなかったのですが、低層階であることと角部屋でないこと、何よりもう少しいろいろ見てみたい事を営業マンに伝え、後日の約束をしました。

 

住宅購入に向けて初めて具体的に動いたことによって、必要なことが少しづつ見えてきました。

まず大切なのは、物件の条件をよりはっきりさせること。

家に帰り、さっそくマンションのメリットは何なのかを夫婦で話し合い、結論を出します。

物件の条件としては、駅近で築5年程度、3LDKもしくは4LDKで南向き高層階(7階以上)、角部屋。

マンションであるならば、利便性と快適さを求めることが購入する条件であると話し合い、月々の支払額については、やはり8万円前後(一目惚れするならばそれ以上でも可能)を目指していきたいと思い次回に進みました。

 

 

分譲住宅購入記3 中古マンションD不動産物件3

 

営業マンに希望する条件を伝えておいたため、該当する物件が見つかり紹介してもらうことになりました。

物件の条件としては、
駅近で築5年程度、3LDKもしくは4LDKで南向き高層階(7階以上)、角部屋。月の支払額が8~10万円に収まれば理想。

 

まず見学に連れて行かれたのは、築年は7年ですが4LDKで9階角部屋。
床面積が96m2あるために部屋全体にゆとりがあり、大きな窓からは名古屋の夜景が楽しめます。

まさしく理想的な物件なのですが、当然ながら販売価格は高く、月支払の総額は13万との事。

営業マンとしては自信ありの物件なので支払額が少々超えても良いと思ったのでしょうが、理想の物件と現実の生活を天秤にかけると生活の方が重いです。

月の支払いが13万円というのは、現時点で生活費がトントンに近い状態になる金額であり、子どもがある程度成長し、習い事や塾に行くと生活のために必ず共働きをしなければならなくなる金額です。

私がもう少し若ければ勢いで購入してしまいそうな物件でしたが、ここはキッパリと断りました。

 

続いて見学に連れて行かれたのは築年は10年、3LDKで9階角部屋。

築年数のわりには綺麗で部屋からの景色も良い、駅からも近く利便性は抜群。

ですが床面積が60m2と狭く、家全体が窮屈なイメージ。
どちらかというと賃貸マンションに近い感じ。

価格は1880万円と割安で、支払額の条件にはピッタリです。

 

私も妻も早く物件を決めたいのですが、やはり狭さが気になり断りました。

なかなか希望通りの物件が見つからず、探してくれた営業マンにも申し訳なかったのですが、一生に一度の買い物なので情に流されて購入するわけにもいかず、このあとも条件に合う物件が見つからずにD不動産との関係が終わりました。

 

分譲住宅購入記4 中古マンションT不動産物件

D不動産との関係が終わってからすぐ、T不動産で条件に見合う物件を発見しました。
駅近の物件で築年数も5年、10階建の10階で4LDKの角部屋。

条件としては充分な物件です。

 

すぐさま現場案内をしてもらったのですが、残念なことに先にD不動産の物件を見たため、D不動産よりも大衆向けの物件を販売しているT不動産の物件はエントランスから部屋の作り、外観にまですべてが劣って見えてしまいました。

また、価格帯が影響しているのか、ゴミ捨て場やエレベーター、駐輪場などから少しイヤな雰囲気を感じました。

価格的にも、高層階の角部屋でこれ以上の物件はないと思いましたが、どうしてもピンと来ないため契約できません。

 

この時点で住宅購入の意欲がどんどん消えていったのですが、営業マンがふとこぼした「郊外の分譲住宅」という選択肢を知り、いよいよ一戸建て購入へとシフトチェンジしていきます。

 

分譲住宅購入記5 新築一戸建 T不動産物件

今まで、郊外に住むということを考えたことがなかったため、一戸建てを購入することが考えられなかったのですが、よくよく考えてみると私たちにとっては郊外の一戸建ての方が良いと思い、中古マンションから一戸建て購入に切り替えました。

まず、最初に目についたのがギリギリ名古屋市内の一戸建て分譲住宅でした。

いわゆる建売住宅で、新築の分譲住宅として4軒販売された物件のうちの1軒が売れ残り、売りさばくためにお値打ち価格で広告に出されていました。

売り出し価格は3280万円、4LDKで車は2台駐車可能です。

 

部屋の中に入ると全ての部屋に窓がついていて、とにかく明るい。

いままでマンションばかり見てきたためとても新鮮で一戸建ての魅力を感じました。
設備も最新で風呂も広くて明るい、全てが完璧に思えました。

私も妻も納得し、即座に購入の意思を担当者に伝えます。

後日不動産屋の店舗に出向き、契約書にサイン、手付金を支払い住宅ローンの仮審査を申請しました。

 

今思えば決断が早すぎというか無謀だったと思います。
初めての一戸建て住宅に興奮しすぎたのでしょうか。

 

3000万円の借り入れ希望で月々の返済は約100,000円。

少し重たい金額ですがギリギリのラインと思って申請。

援助や貯金の500万円は、頭金に300万円、仲介手数料に100万円、経費に100万円を予定します。

 

さっそく仮審査が通ったとの連絡を受け、本審査に移ります。

基本的に仮審査は信用情報などに問題がないかを審査し、本審査では年収や物件価格を考慮し、最終的な金額を算出するようです。

そして本審査の結果は、35年ローンで2700万円の融資。どうしても300万円足りません。

私の場合、普通の会社員ではなく親族会社の役員扱いという、住宅ローンには不利な条件であったために融資金額が抑えられたとの事。

 

少し気落ちしている中、不動産屋とのちょっとしたバトルが始まりました。

不動産屋は最初の段階で私の収入と妻の収入を合算してローン申請すれば物件価格の100%(3300万円)審査が通ると勧めてきました。

手持ちのお金を考えるとその方が気分的に楽なのですが、返済額や金利、将来のことを考慮すると払えるときにまとめて支払ったほうが良いと考え300万円を頭金にしました。

ところが審査の結果は2700万円の融資。これは物件の評価額や私たちの収入、属性によって判断されたのだから仕方ありません。
そのことについて不動産屋を責めるのは筋違いです。

 

しかし、この結果が出たときに不動産屋の回答は、「足りない金額分はオートローンなどで借りれば大丈夫です。こんなにお値打ち物件はもうないので、がんばれば購入できます。」との事。

まあ、おっしゃるとおりなのですが、私たちは少し怖くなってしまいローン特約を行使して契約破棄を迫りました。

当然ながら不動産屋は少し抵抗し、結局は契約破棄→手付金返還の流れとなったのですが、売りさばきたいばかりの不動産屋の態度に唖然とし、こんな仕事に対して約100万もの仲介手数料を支払うのはもったいないなあと感じました。

嫌な思いをしましたが、金融機関との折衝さえできれば不動産屋に支払う仲介手数料が必要なくなることを覚え、次の物件探しに移りました。

 

 

分譲住宅購入記6 新築一戸建 Iパワービルダー物件

 

不動産屋への仲介手数料がもったいないと感じたために、直接購入できる物件を中心に探したところ、私の実家と妻の実家の中間点に良さそうな物件が出てきました。

 

名古屋市に隣接する小さな市、田んぼ一反に私道をつけて6棟並びにした南向き物件。

4LDKで駐車は3台可能、目の前に建物が建つことがないため、日当たりが保証されており、価格も3080万。

 

ここはまだ建築途中でしたが、部屋の間取りと類似物件を内覧し納得したため、またまた電光石火の契約。

その後、前回と同じ金融機関に出向き、契約書類などから審査してもらったところ、2600万の融資が可能との事。

仲介手数料が不要で、諸費用が100万で済みそうなので、確実に購入できます。

 

結局、住宅購入を思いたってから半年足らず、実際に物件を見始めてから約3ヶ月程度での住宅購入となりました。

物件を探し出してすぐに妻の妊娠が発覚し、なんとか赤ちゃんが生まれるまでには引っ越したいと思っていたため、いい家が早く見つかって良かったと喜んでいました。

建売の分譲住宅なので、特に難しいことは何もなく、契約→融資実行の流れで一ヶ月ほどで引渡しになり、いよいよマイホームでの暮らしが始まりました。

 

ところがこの物件、思わぬ所にたくさんの落とし穴があり、私たちは住み始めて2年を過ぎたころには引越しを考えるようになります。

最初は本当に良かったのです。6棟並びで、周りの年齢も近くて。それこそ皆で私道でバーべキューをしたり、お互いの家を行き来しあったりと。




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